カキの産地でカキをむいた後の殻の処理が問題になる中、
岩手県山田町の漁協で発酵させたカキ殻を粉砕して作った肥料を同県葛巻村のワイナリーのブドウ畑にまき、
ワインの質向上を図る取り組みが始まった。目指すは仏の絶品白ワイン「シャブリ」。奥羽山脈から流れ込む清涼な水と
ミネラル分豊富な海水で育った三陸のカキ殻が良質なワイン製造に結びつくか、注目されている。
カキ殻を提供するのは山田町の「三陸やまだ漁協大沢支所」。同町は国内有数の養殖カキ産地で、大沢支所では年間1104トン(平成20年度)もの殻つきカキが水揚げされるが、殻の処理は長年の課題だった。「廃棄費用も膨大」(福士剛副組合長)で、大沢支所は独自の取り組みとして、カキ殻の特性を生かそうと県北部のワイナリー「葛巻ワイン」と連携。来春から殻を粉砕した肥料をブドウ畑にまく計画に着手した。
カキとワインといえば、白ワイン「シャブリ」が有名。同ワインのできる仏ブルゴーニュ地方のシャブリ地区はカキ殻に多く含まれる石灰質を含んだ土壌で知られている。石灰質はブドウが嫌う酸性土壌を中和するため良質のワイン用ブドウが収穫できる。
シャブリ地区の土壌からはカキの化石が見つかるといい、清涼感と切れ味が特徴のシャブリはカキ料理とは好相性だ。カキの生産・販売会社を経営する佐々木俊之さんは「山に育てられた海の恵みを山に戻す循環を進めたい」と意気込む。
カキ殻で育ったワインができるのは2年後。葛巻ワインの漆(うるし)真(まつ)下(か)満常務は「長い年月をかけて石灰質をしみこませたい。厚みのあるワインを作りたい」と話す。岩手の豊かな自然が生み出すビンテージものの登場が待たれる。(中川真)
産経ニュース記事より………………………
とても勉強になる記事ですね。
「シャブリ」が「カキ」と、そういう関係にあったという事。
私はワイン好きなので、是非、この試みで作られたワインを飲んでみたい。
もう一つ、産経ニュースで目に留まったワインの記事です。
………………
ワインオークションは景気の鏡
英競売大手クリスティーズ・インターナショナルが今月12日に
ニューヨークで開催したオークションに、禁酒法時代から続くニューヨークの高級レストラン「21クラブ」のワインセラーから640本が出品された。同レストランはギャングだけでなく、作家のヘミングウェー、ジョン・F・ケネディ元大統領らも常連だったことで知られる。
今月から晩秋にかけて各地で開かれるオークションには、ボルドーやブルゴーニュの受賞ワインなど買い手にとって魅力的なワインが名門シャトー、
最高級レストラン、有名人のセラーなどから直接出品される。
金融危機に直面した昨秋は落札価格が50%も暴落。11月のクリスティーズでは落札率が31%とニューヨークで開催したワインオークションとしては過去最悪の結果になった。だが、2009年上期はオークションでの割安感が人々をひきつけ、オンラインオークションが新規顧客を生み出した。
オークション価格の回復はまだ部分的で、昨年の最高値より1、2割低い。それでもロンドンのオンラインワイン販売業者、ライブ・
エックスの調査では、人気銘柄のワイン100本当たりの価格が普段なら動きのない8月に4.6%上昇した。価格上昇を牽引(けんいん)しているのは、第1級格付けの「シャトー・ラフィット・ロートシルド」などを好むアジア人顧客だ。
21クラブがワインを売却する理由は、顧客が最高級ワインをオーダーしないからではないかと思っていたが、同店ワインディレクターのフィル・プラット氏に聞いてみると真相は違っていた。ワインセラーのスペースを確保するためだそうだ。ワインリストから
ストックが重なっているブルゴーニュワインを中心に出品。当日はすべて予想価格かそれ以上の金額で落札された。
同日のクリスティーズ競売会には、このほか1947年「シャトー・シュヴァル・ブラン」のマグナムボトル3本を含む676ロットが出品された。
台所事情が苦しいのではないかと詮索(せんさく)されるのを嫌ってか、名前を出したがらない出品者が多いという。
ただし、有名人は別だ。北米アイスホッケーリーグ(NHL)の「ピッツバーグ・ペンギンズ」のチームオーナー、マリオ・ルミュー氏は、10月24日にシカゴのワイン販売業者、
ハート・デービス・ハートの主催するオークションで複数の高級ワインを売りに出す。
米ワイン販売、ザッキーズが10月にロサンゼルスで予定しているオークションでは、フランク・シナトラのワインセラーから30ロットが登場。シナトラはボルドーの年代物を好んでいた。
注目は香港で開催されるオークションだ。
英競売大手サザビーズのジェイミー・リッチー北米上級副社長は「今やアジア市場が価格をリードしている。過去15年間は米国だったが、これからはアジアだ」と言い切る。今年4月に同社が開催したオークションでは、予想落札価格を上回る2000万香港ドル(約23億5300万円)を売り上げた。
ザッキーズと米ワイン販売の老舗、アッカー・メラル&コンディットはそれぞれ今春にアジアで2回のオークションを成功させ、秋にも2回予定している。また、アッカーが今月9日にニューヨークのレストラン「ギルト」で開いた今秋初の販売会では落札率が99%に達した。
オークションの落札予想価格は今年6月以降上昇している。だが、アッカーのオークション部門責任者、ジョン・カポン氏は「3リットルや6リットルといった大容量ボトルの価格は以前の水準には戻っていない」と明かす。
好況時は通常サイズに比べ大容量ボトルにプレミアが付くが、リセッション(景気後退)の間はあまり売れないというのが過去の傾向。クリスティーズが今年5月に行ったオークションでも、「シャトー・ラトゥール」「シャトー・マルゴー」の6リットルボトルの購入者はいなかったが、750ミリリットルボトルには買い手が殺到していた。
ハート・デービス・ハートのベン・ネルソン社長は「このご時世では、誰も見えを張りたがらない」と語った。
(ブルームバーグ Elin McCoy)
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「このご時世では、誰も見栄を張りたがらない」
ワインの年代物の値がつり上がるのは、資産家の見栄なんですね。
「今やアジア市場が価格をリードしている。過去15年間は米国だったが、これからはアジアだ」
アジアの資産家も欧米の資産家と同じように、ワインの年代物を投資の対象としているんですね。
ん、、。……………
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posted by kannazuki6540 at 23:55| 静岡

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